「ほどなく、お別れです」続編で映画化してほしいストーリー3選

ほどなく、お別れですの映画も大ヒットしましたね。

この物語は長月天音さんの作品で、今もなお連載されています。

この物語をすべて読んだ私が、是非映画化してほしいお勧めのストーリーを3つ紹介します

交通事故で息子を失った失意の中、加害者への向き合い方は?

これは17歳の高校生が不幸にも交通事故で亡くなったという話になります。

塾帰りにバイクで運転中、相手の車がスリップし、高校生の体が車と家の塀に挟まり即死したという痛ましい事故でした。

この話の見どころは、葬儀中に加害者の両親が謝罪にきてしまい、それまで葬儀がしめやかに行われていましたが、加害者の姿を見た途端、被害者の両親の怒りが沸騰し場内が修羅場と化します。

私はこの話が本当に切ないなと感じるのが、被害者は自分の息子が殺された悲しみは大きいものなのは当然ですが、加害者が良心的な人であればあるほど、謝罪したいという気もちがあるのもわかります。

私は、被害者の両親と祖母が灰を投げつけ怒りをあらわにしても、加害者の両親は土下座をして線香だけでもと嘆願しているやりとりを想像するだけでも胸が苦しくなります。

よく、子供が事故や病気などで亡くなった葬儀は時々ありますが、葬儀に参列するときはとても複雑な胸中になります。

亡くなった子供の両親にしてみれば、葬儀に参列した人が自分の子と同じぐらいの年齢の子供を連れている姿を見れば、両親の深い喪失感をより一層掻き立ててしまうのではないかと思うからです。

この物語は、突然事故で亡くなった家族の悲しみと喪失感、そして怒りがリアルに描かれているとても良作だと思いますので、是非映画化してほしい作品です。

高齢者の自死 他人事でない現在としての問題作

この話は90歳のおばあさんの葬儀です。

ただ、老衰ならば特に問題はないのですが、この方は自死されています。

この話も本当に現在の社会の問題を映し出しています。

高齢者は必ずしも家族に大事にされている人ばかりではないということです。

高齢で病気になると、家族も看病が必要になり、とても負担がかかるケースが増えてきます。

この話は90歳にもなる方が自殺で亡くなるということで、漆原も厄介な事例として対処していました。

複雑なのが喪主が娘婿で、娘も数年前に病気で亡くなっています。

つまり喪主とは血がつながっていない親になります。

そしてその娘婿が喪主ですが、火葬にしようすることで愛情自体は感じていないようです。

この葬儀は直葬と言って、通夜や告別式は行わず直接火葬場へ行くというとても簡単に執り行うことができる葬儀です。

つまり喪主は手っ取り早く済ませようとしているところがこのおばあさんへの関心が薄いことの表れとして問題と捉えていました。

喪主としては面倒だと思っていたようですが、思い出がある孫たちからは反対の意見もあるので、なんとかちゃんと葬儀だけはやろうとしたのでした。

このおばあさんは娘を亡くしましたが他に行くところがなく、娘婿のところで厄介になったのですが、おばあさんは邪魔にならないように、できるだけ自分の個室に籠って生活していたのでした。

そんな境遇だったので、おばあさんは家族にとって邪魔な存在という劣等感をもってしまい、自殺してしまったということでした。

こういう話を聞きますと、喪主に対してひどいと思いますが、この問題は今の日本での葬儀事情では多いのではないかと思います。

たしかに葬儀をさっさと済まそうとする喪主に対して冷たいと思われますが、ただこれが自分に当てはめたならどう対処したでしょうか。

自分の嫁の母親ならば親戚にはなりますが、普通なら嫁の親族が葬儀をするものです。

しかし嫁を含めて親戚がいない場合、状況的に娘婿がやらなければならなくなった境遇を考えると、負担と考える人も少なくないのではないかと思います。

自分の両親の葬儀なら当然愛情があるので力が入りますが、義理の親に対しては嫁もいない以上、残念ながらしょせん赤の他人としてとらえる人も多いのではないでしょうか。

今の日本では、核家族化がますます進んでいる中、孤独死が増加し社会問題になっていることは周知の事実で、こういう事例は本当に他人事ではないなと思います。

この葬儀では漆原のあっと驚く対応で、喪主に対して反省をうながします。

それは生前おばあさんがお世話になっていた病院の看護師から、おばあさんの喪主含めた家族への手紙でした。

そこには、喪主に対してもいつも帰りが遅く体を心配されていたとか、家族に対する感謝のことばでした。

それを聞いた喪主は、無関心だったおばあさんに対して初めて悲しみがこみあげてくるのでした。

なかなか考えさせられる話なので、これも是非映画化されることを望みます。

不可解な遺体に込められた悲しき事情とは?

故人は松木奈緒で父親は喪主です。

奈緒はどうやら自殺したとのことですが、この葬式が普通と違うのは父親が用意した遺影の写真がウェディングドレス姿であり、写真はすごく痩せているのに、棺は太っていました。

また、左手の薬指が無い状態という状況が呑み込めない一見不可解な葬式になりました。

これは奈緒の癌で亡くなった元夫への深い愛が関係しています。

再婚を迫る父親に反発し、元夫への愛を貫くため、自ら過食症になって醜くなり、外せなくなった指輪を食いちぎり、窒息して死亡したという壮絶な遺体でした。

私は、奈緒の純粋な愛を貫いた想いと、遺体の凄惨さのギャップに驚きを隠せませんが、人はこんなにも人を愛することができるのかと、とても考えさせられる内容でした。

最後には心が温まる結末になりますので、これも是非映画化してほしいと思います。

おわり

「ほどなく、お別れです」は長月天音原作の小説であり、シリーズになっています。

今回初めて映画化されましたが、ヒットしてるところをみると、次回作も出てくるのではないかと期待しています。

皆さんはどの話を映画化してほしいと思いますか?

今日はここまでです。ではまた

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