「医龍」 漫画とドラマの相違点は? 省かれた教授戦は漫画でどう描かれた?

ヒューマンドラマ

医龍は漫画家の乃木坂太郎の作品です。

今回NETFLIXで配信されましたので、紹介したいと思います。

乃木坂太郎はもともと医療には無関係な人ですが、この漫画の中身は大学病院での教授戦の陰謀や、医療業界の闇の部分を忠実でとてもリアルに描かれていますので、医療の関係者でも思わず見入ってしまうような内容です。

しかし、ドラマではシーズン1の時はある程度漫画にそってドラマも作成されていましたが、シーズン2からは漫画とは全く別の完全にオリジナルのストーリーでドラマが展開されています。

ここでは漫画とドラマではそのような違いがあるか検証していきます。

ドラマの出演者

シーズン1では、漫画の登場人物とほぼ同一のキャストになっています。

まず主人公の朝田龍太郎(坂口憲治)が主人公になっています。

朝田はNGOから帰国後、明真大学病院の加藤昌助教授(稲盛いずみ)が拾い上げ、心臓外科の一員に加えます。

そして、朝田を追っかけていた器具出し看護メンバーで師 里原ミキ(水川あさみ)、そして研修医の伊集院登(小池徹平)

患者の信頼が厚い内科医 藤吉圭介(佐々木蔵之介)、最後に凄腕の麻酔医  荒瀬門次(阿部サダヲ)のメンバーで難関手術を行います。

各々がそれぞれのエキスパートであり、彼らのことを人呼んでチーム・メディカルドラゴンと言われています。

この漫画やドラマの面白いところは、難関手術をするだけではなく、教授戦を含めた医局内での権力争いなどもあり、医療業界でのどろどろした部分を描いているところに見ごたえを感じます。

漫画とドラマの違い

漫画でもドラマでも、シーズン1のテーマは当時最難関のバチスタ手術(拡張型心筋症)の論文戦争で、加藤準教授が教授になるために腕のいい朝田を明真大学へ呼び寄せ、バチスタ手術を回数こなし論文にすることで、現教授の野口(岸辺一徳)の後の椅子に座ろうとしました。

しかし岸辺さんはこういう医者の悪役が似合いますね。

バチスタを行っているのは明真大学だけでなく、北日本大学の霧島準教授(北村一輝)も同時刻にバチスタ手術を行うライバルでした。

また霧島は、朝田とは北日本大学では同期でしたが、霧島の画策で朝田は大学を出ていくことになりました。

正に朝田とは因縁の相手であり、また看護師の里原ミキの腹違いの兄でもありました。

そしてチームドラゴンは朝田中心に3回のバチスタ手術を行います。

3回の内訳は、一回目が明真の元看護婦長だったこおとや、2回目が女子高校生、そして3回目は生後9か月の、完全内蔵逆位で拡張型心筋症の隆ちゃんでした。

ここまではドラマでも漫画を忠実に再現していました。

しかし多きく異なったのが教授戦です。

ドラマでも野口教授が時期教授に加藤準教授を候補に挙げず、北日本大学の霧島を候補に立てました。

ドラマでは霧島は教授戦の前に飛び降りて、命は助かりましたが、教授戦は棒に振ってしまい、加藤に圧倒的に票があつまり教授になります。

その模様は、ほぼ省かれてしまったのが残念です。

漫画ではこの教授戦こそが大きな盛り上がりになっています。

漫画では投票が教授だけでなく医局員も投票できるようになり、野口教授から推薦された北日本大学の霧島だけでなく、何の後ろ盾のない加藤も立候補できるようになりました。

そして候補はこの二人だけでなく、なんとERの鬼頭教授からも現役のUCLA大学の現役教授国立笙一郎を招聘し三つ巴で教授戦を争うことになります。

この三人のキャラクターが個性的で考えが違います。

これがどろどろで本当に面白いです。

最後は、野口が自ら心臓病にかかり、3人が野口にそれぞれオペのプレゼンをします。

そして野口が選んだのは、やはり国立にプランでした。

野口の手術中になんと、世界最高のスタッフであるはずの国立のチームが失敗してしまいます。

その中、チーム・ドラゴンが窮地を救います。

その甲斐もあって、加藤が晴れて教授戦を勝ち抜きました。

加藤と野口含めた霧島、そして国立の戦いは本当に見ごたえがあるので、漫画を見ることをお勧めします。

難しい医療用語も気にならないぐらい読みやすいです。

漫画とドラマの人間模様の違い

シーズン1では、特にに出演者には違いはありませんが、しいていうなら、漫画とドラマでは朝田と伊集院のキャラクターの違いが見受けられます。

朝田はドラマでは患者ファーストで、しかも人に対しては基本的に優しいです。

しかし漫画での朝田は患者への想いはあり、それはドラマと同じですが、人に対しては基本的にドライです。

それは、朝田は加藤が野口と敵対していることはわかってるにもかかわらず、最後野口のオペではチームドラゴンに参加せず、加藤に「自分でやって」と冷たく突き放し、朝田は野口に就いて傍観します。

つまり漫画の朝田は、患者のためなら仲間になることもあれば、それを裏切ったりするような行為も平気で行います。

そのため、チーム・ドラゴンもいつも朝田に翻弄されています。

そしてもう一人、研修医の伊集院は、朝田が大嫌いでした。

ドラマでは最初は、朝田を嫌っていましたが直ぐに尊敬に変わっています。

しかし、漫画では伊集院は最初から最後の方までとことん朝田を嫌っています。

漫画の伊集院は朝田のせいで、他の医局員の仲間外れになり、遊びにも行けないことをひどくうらんでいましたが、逆に朝田に就くことで腕がめきめき上達し、物語の最後の方になると、霧島とのオペでは霧島に助言するほどになりました。

漫画の世界では、伊集院の成長が本当に頼もしく見えます。

二人の人物像が漫画とドラマでは相違はありましたが、ドラマの中では演技に違和感はありませんでしたので、これはこれでいいかと思いました。

まとめ

「医龍」がNettflixで配信開始されました。

シージン1は漫画とほぼ同じように展開されています。

しかしドラマでは教授戦が大幅に削除されていたのが残念でした。

シーズン2からは物語も登場人物も漫画では描かれていない内容であり、完全なオリジナルになってます。

現在ではシーズン4までありますが、「医龍」の世界観を損なわず、長く続いていて大変見ごたえがあるなと思いました。

今後も続編を期待しています。

今日はここまでです。ではまた

 

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