これは、タイで貧困から、東南アジアで輸送業界のトップに成りあがったサクセスストーリーです。
ユニコーン企業とは、創業10年で10億ドル以上の評価額がつけられている、非上場企業のことです。
なぜユニコーンという名前を付けられたかというと、そのユニコーンと言われる企業は非常にまれな存在のため、幻の一角獣に例えられたということです。
この映画は、タイで初めてのユニコーン企業となった、Flash ExpressのCEOのコムサン・リーをモデルにした実話の基づいた物語です。
流通業界でのサクセスストーリー
それではドラマの紹介をします。
第一章 極貧からの脱出
サンティは田舎の砂鉱山で働いていました。
サンティはそこで、給料と事業資金を頂き、中国へと飛びます。
サンティは仕事で豪華客船の中にいるとき、ある中国人男性の愛人から口紅の要求をされ、その客船の中で口紅を買い取ったのが、後に仲間になるシャオ・ユーでした。
そこで、サンティは中国の配送料金が、タイと比べてびっくりするほど安いことに目を付けます。
サンティはひょんなことから出会ったカニングループのCEOに、タイで安価で流通するシステムを作り、現在50バーツの送料を25バーツに下げ、遠い田舎まで変わらない送料で送ることができる流通改革案を話します。
カニンはそのアイデアに賛同し、サンティと組むことを誓います。
第二章 カニンの裏切りと出発
そしてカニングループは、イージーエクスプレスとの業務提携の交渉にはいります。
その時に、イージー側で参加していたのが、シャオー・ユーでした。
シャオ・ユーのつっこみで、交渉は難航しましたが、なんとか無事提携することができました。
しかし、その後の記者会見では、イージーエクスプレスのCEOはサンティではなく、カニンの息子ケンと発表されました。
そして、カニンは授権資本を増やすようにイージーに要求、つまり資本を増やすことにより、株価の価値が下がり、サンティの株は1.9%ととなったため、、経営権もなくしてしまいました。
怒ったサンティは記者会見でカニンに詰め寄りますが、相手にもされません。
サンティはカニンに「会社を作って、あんたを叩き潰す」と言い切って会社を飛び出しました。
そしてサンティの復讐が始まります。
第三章 新しい仲間
サンティは、仲間としてまずITのスペシャリストを引き入れ工作をします。
Youtubeで見たルイジエをスカウトしますが、カニンにも勧誘されていることを理由に、一度は断られます。
しかしサンティの強引な勧誘で、ルイジエはついに仲間になりました。
更に、シャオ・ユーも、株を5%もらうという約束で合流します。
一方イージーエクスプレスでは、ケンはルイジエを取れなかった失態でカニンに責められます。
サンティはルイジエ他、ITスタッフを勧誘し、チームが出来上がります。
そして追跡機能の開発に取り組みます。
なお、サンティとシャオ・ユーは投資会社を探します。
そんな折、イージーエクスプレスは、ローンチ(新サービスの公開)をするとの情報を流します。
イージーの新CEO、ケンの演説で、配送料25バーツで行うことを宣伝し、これはすべてサンティのアイデアであることに再び怒りがこみ上げます。
先をこされたサンティやルイジアは事務所で仲間ともめ始めます。
そんな時に、一人の投資家が話に乗ってきました。
それがアリス・ワンという通称「毒ヘビ」と言われている人物でした。
サンティはドア・ツー・ドア方式で配送の下限を設けないという新しい方式を提案し、アリスを納得させます。
そして1500万ドルと引き換えに株式15%譲渡することで手を打ちました。
そして会社の名前はサンダーエクスプレスに決まりました。
第四章 つかの間の休暇と事業拡大
資金繰りの目途が立ったため、仲間で船で、つかの間の休日を楽しみます。
そこで、シャオ・ユーから父親の借金の話、また恋人の話を聞いて、サンティは複雑な感情を持ち始めます。
休日も終わり、サンダーエクスプレスは、更に社員を増員し、配達準備に取り掛かります。
そしてアプリも開発が完了し、サンダーエクスプレスはついに始動しました。
滑り出しは上々でしたが、そのうちに不自然な空き家への配達が増えてきました。
中身は商品が無く、明らかにいたずら目的です。
これはイージーのケンの仕業で、サンダーの配達の混乱を引き起こすために仕組まれたのでした。
サンティーは閃きます。
空き家は差し押さえられている物件である可能性が高く、銀行に登録されているはずなので、そのデータをとれば、空き家への配送を抑えることができると確信しました。
ルイジアはそのアプリを開発し、空き家やへの配送を止めることができ、混乱は収まりました。
怒ったサンティは、イージーに対してお客を奪うように、賞金を釣り上げて社員に鼓舞します。
社員は賛同し、次々とイージーから顧客をうばうことに成功します。
そして社員の増員も、イージーからどんどん引き抜いてきます。
そしていたずらされた配送品を集めて燃やしました。
一方、イージーでは幹部会でケンへの不信感が広まっていきます。
第五章 業績拡大の苦悩とイージーからの妨害工作
6か月後、サンダーは業績拡大し、アプリもバージョンアップしました。
すでにサンダーはタイ全県に配送することができるようになりましたが、北西部で幅を利かしている有力な急便会社の社長も口説き落とすことができ、更に飛ぶ鳥を落とす勢いで成長していきました。
しかしここでイージーの逆襲が始まります。
カニンは警察に働きかけ、サンダーの支店の店舗の規則違反と難癖をつけて、次々と店舗の閉鎖に追い込みます。
それに対抗するため、サンティは更に顧客を奪おうと、配送を19%で行うことを決定します。
しかし、シャオ・ユーはそれでは採算が取れないことで、サンティと意見が衝突します。
しばらく継続すると、サンダーの資金繰りが悪化し、ついに社員の減給することにも及びました。
そしてついに社員の暴動がおこります。
更にいたずらされた荷物を燃やす動画が拡散され、世間に不信感が漂います。
そんな折に、イージーは新しいキャンペーンで、2000バーツまで保険をかけるという安心感を売りにするキャンペーンがはまって、売り上げが16%上昇しました。
第六章 会社の窮地と仲間の亀裂
マリーエクスプレスからアジア全域にわたる業務提携を8社に打診されました。
最終的に1社と独占契約するということで、各社競争が激しくなります。
抜き打ちのシャンペングラスの配送では、イージーやサンダーなど5社が残りました。
最終的には11月11日に決まるということでした。
このままでは11月まで資金がもたないので、シャオ・ユーやサンティはアリスに1億円の追加融資を依頼しました。
アリスからは足元を見られ、更に15%株式譲渡を要求され決裂します。
そしてカニンが突然サンダーの事務所に訪れ、なぜかサンダーの財務状況を把握していて暴露します。
サンティはシャオ・ユーをスパイと疑い、二人は衝突します。
シャオ・ユーは事務所を飛び出して、アリスに向かい、株を勝手に譲渡します。
サンティは会社の株を譲渡されたと思っていましたが、実はシャオ・ユーの自分の株を売却して資金を作ったものでした。
サンティーはシャオ・ユーの父親借金の返済のための資金を、会社の資金繰りのために使わせてしまったことに涙ながらに謝罪します。
こうして何とか運営資金は集まりました。
一方、厳しくなったイージーもフィニックス社から買収の提案をされます。
カニンはサンダーを潰さなけらば生き残れないと、さらにケンに強く要求します。
サンダーのサンティは、マリーとの独占権を取得するため、新しく翌日配送システムの導入をスタッフに提案します。
画期的なアイデアにスタッフも賛同しますが、またもイージーに情報が筒抜けになり、同じサービスをイージーも展開します。
そしていよいよ翌日配送が開始されたとろで、システムがダウンして動かなくなってしまいます。
原因はITチームのリヌーの仕業であり、お母さんの病気の治療を面倒みるかわりに、情報をケンに流していたのでした。
ルイジアは涙ながらにリヌーを即刻解雇しました。
第七章 最後に掴んだ栄光
システムが機能不全になって、すぐに動かないので、手作業で翌日配送に対応します。
当然手が足りないので、スタッフの家族や親せき友達等に連絡取り合い、配送に全力を注いでいました。
南は間に合わないので、航空便で送ることにし、トラック5台に荷物を積んで空港まで配送しました。
しかし、途中で検問に引っ掛かり、薬物検査をさせられます。
ドライバー全員通過かと思ったら、
ひとり配送の責任者が薬物で引っ掛かりました。
実はこのドライバーもスパイで、通過を妨害していたことがわかりました。
サンディはその男から通行証を奪い取り、一人トラックで空港まで移動しますが、またも妨害による乗用車の飛び出しで、衝突してトラックが横転してしまいます。
もうだめかと思いましたが、ルイジアの手配で、空いているバイクライダーが集結し、散乱した荷物を持って空港まで再び移動します。
カニンは最後の抵抗で、航空機のオーナーに、荷物を輸送する便を止めるように働きかけます
しかし、カニンが把握していた便は嘘の情報で、別の便で輸送されていました。
こうして数々の妨害工作を突破して、翌日配送は成功を収めました。
かくして11月11日にマリーからの独占契約は、サンダーエクスプレスに決まり、会社としての成功につながりました。
ベンチャーが大手に勝つ秘訣とは?
基本的に大手は現状は変えたがらないものです。
自分で市場をつくっていることが理由です。
ですから価格も下げることは、利益も減りますのでしたがりません。
そこでベンチャーが張り合って、大手と同じことをしても、大手は何もしなくても飲み込まれるだけです。
べンチャーが生き残るためには、大手と全く違うことをしなければ生き残れません。
例えば今回のサンダーエクスプレスが戦えた要因として、まず従来配送が50バーツが当たり前になっているのに対し、25バーツという全く新しい発想から始動しています。
そしてその目標に向かい、システムを構築していきますが、今まで無い物を作るのは、大変ですが、失うものがないですし、新しいことへのやりがいもあります。
しかし、大手はこれに習うとなると、一度構築したシステムを壊して、再度作り直さなけれならない手間とリスクがかかるので、一般的にベンチャー企業より手間と時間がかかると思われます。
それがベンチャーとして成功するための付け入る隙だと思います。
起業を考えてる方は、このドラマはとても参考になるのではないかなと思います。
一度でも見ることをお勧めします。
今日はここまでです。 ではまた。


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