「ほどなく、お別れです」ネタバレをしても映画館で見るべき理由とは?

ヒューマンドラマ

先日「ほどなく、お別れです」完成披露舞台挨拶が行われました。

登壇したのが、浜辺美波、目黒蓮、森田望智、古川琴音、北村匠海、渡邊圭祐、野波麻帆、西垣匠、久保史緒里、鈴木浩介、永作博美、三木孝浩監督です。

出演者の完成披露の挨拶

波辺美波(清水美空役)・・日常のふとしたときに、この映画を思い出しています。日常はすぐに過ぎ去ってしまいますが、ふと立ち止まった時に、この映画を思い出して、何気ない日常を愛してあげようと思わせる作品になっています。

目黒蓮(漆原礼二役)・・この映画は、別れや死をテーマにした作品ですが、この作品は、皆さんの今後の人生の中で、生き方を大きく変えてくれるような、パワーを持っている作品だと思います。希望の輪を、皆さんで広げていけたらうれしいなと思います。

森田望智(赤坂陽子役)・・撮影中は家族のことを思い出しました。葬祭プランナーとして、葬儀にあたる中で思ったことは、故人様のためでもあり、それ以上に残された方々が、大切な方との思い出を、笑顔で胸に留められることの大切さを、この作品に教えてもらいました。それが皆さまにも伝わればうれしいです。

古川琴音(柳沢玲子役)・・本日はお集まりいただきありがとうございます。この作品を演じているときは、考えたくはないけど、自分の周りの人だったり、自分も含めて、いつかは亡くなる日がくるんだなと考えたとき、亡くなるその先に暖かな未来が残されているというのを、この映画を通して改めて感じることができました。

自分が死んだ後もそこで終わりではなくて、その先にまだ生きて行ける希望を持てる映画だったんじゃないかと思います。

皆さんに見ていただければうれしいです。

北村匠海(柳沢亮太役)・・人はいつか必ず亡くなってしまうというのは、皆さんわかっていることではあります。

そういうことに直面した時に、僕の演じた亮太は絶望というかたちだったんですが、そういう心のかたちというのは一つではなくて、観る人それぞれにいろんな形に寄り添ってくれる映画だと思います。

是非皆様の心のかたちに寄り添えたらいいなと思います。

渡邊圭祐(久保田宏之役)・・今日妻がお仕事の都合で来られないということで、残念でしたが、先ほど娘役のエマちゃんから頑張ってねというメールをいただきました。

是非多くの人に、この作品の魅力を伝えられたらいいなと思います。

野波麻帆(長野桂子役)・・今日はありがとうございます。

私はこの作品に出合って、ほどなくお別れですという言葉に救われた人間です。

皆様にとっても救いの言葉になれるような作品だったらいいなと思います。

西垣匠(長野翔)・・作品のように後悔がなく、お別れができるのは幸せだなあと思います。

現実には美空のような能力はないので、誰でも必ず後悔は残ると思うんです。

それを少なくするために、生きているうちに、大切な人にありがとうというのは大事だなあと思います。

久保史緒里(長野玲奈役)・・今回長野家の一員として、大切な家族との別れを経験いたしますが、すごく自身も離れている両親のことを思い出しました。

皆様にとっても大切な人を思い出すきっかけになればうれしいです。

鈴木浩介(清水佑司役)・・台本を初めて読んだときは、やさしさが大変詰まった作品だと思いました。

この作品を見て、どんなやさしさが心にふわっと生まれたのか、皆さんとそういう時間を共有できればうれしいです。

永作博美(清水美波役)・・生きれいると、突然何が起こるかわからない。

先を知るわけにはいかない、つまり人間は突然の出来事に弱い生き物だと思います。

なのでいつも憂いているわけにはいかないので、毎日これも当り前じゃないんだなと気付いてくれたらうれしいなと思います。

三木孝浩監督・・キャストやスタッフが絵空事ではなく、自分自身に起こりえるととらえて、皆さんがすごい熱量をもって、全員で大事に作った作品です。

以上が、出演者の挨拶でしたが、映画での思いがつたわってくる内容でした。

ネタバレと感想

それではストーリーを紹介します。

これは私が長月天音の原作を見ての紹介になります。

主人公、清水美空(浜辺美波)は就活をしている女子大生で、父親の紹介で葬儀屋坂東会館でアルバイトとして努めます。

美空は自分の生まれる前に姉を亡くしますが、美空は自分の周りでいつも、姉の存在を感じています。

美空は姉のことは愛しいと思ってますが、それが原因で生きていない存在、つまり霊的なものも見えてしまうことが、少しおっくうとも感じています。

それを支えてくれるのが、同性の先輩赤坂陽子(森田望智)、そしてもう一人の主人公、葬祭プランナーの漆原礼二(目黒蓮)です。

漆原は、仕事をしっかりこなす完璧主義者であり、そんな人柄から、周りからは少し冷たい印象を受けています。

そんな責任感の強い漆原は、坂東会館の社長(光石研)からの信頼が厚く、自殺者とか小さい子が亡くなるなどの、難しい葬儀を頼まれることが多くあります。

美空と漆原は、故人だけでなく、失意のどん底にあえいでいる家族の心の支えとなるように、葬儀の取りはからいをしていく物語になります。

柳沢家の葬儀

柳原亮太(北村匠海)は櫃の前で、棺の前でうなだれていました。

その顔は憔悴しきっていて、周りからは誰も話しかけることもできないほどでした。

今回の葬儀は、亮太の妻とまだ生まれる前の子供でした。

臨月であった妻、玲子(古川琴音)が買い物にでかけたとき、歩道橋の階段を踏み外し転がり落ちるあいだ、コンクリートに何度も頭とお腹を打ち付けて、病院へ運ばれる途中で、妻子とも息を引き取ったということでした。

葬儀の準備が始まり、美空はエレベーターに乗ろうとしたときに、そばに喪服をきた妊婦が立っていることに気づきました。

美空は、大きなおなかを抱えてる夫人から、柳沢さんの葬儀会場を聞かれ、そして足元にある大きなバッグを一緒に持ってほしいと依頼されます。

美空は葬儀場では相応しくない大きなバッグを持って、会場に入りましたが、いつのまにか妊婦は消えてしまいます。

美空は、大きさの割には非常に軽いバッグを持ちながら会場に入ると、先ほどの夫人が遺影の人だと気づきました。

美空は漆原に事の経緯を話し、二人は控え室で憔悴している亮太に、大きなバッグを渡しました。

亮太は驚き、これは自分のバッグで、玲子が生前のときに、生まれてくる子供のためにおむつを大量に買って、詰め込んだものだと話しました。

二人は初めての子供が待ち遠しくて、おむつ等を大量に買って、亮太が玲子の実家に届けようとするために大きなバッグに入れたということでした。

漆原は亮太に、「これは奥さんから亮太様へ、お腹の子はしっかりと私が育てるから、あなたも元気に過ごしてほしいというメッセージですよ。」やさしく問いかけます。

亮太は「僕がしっかりと二人を見届けなければいけないですね」と少し前向きになり、つつがなく葬儀がおこなわれました。

久保田家の葬儀

クリスマスイブの日に、葬儀場では棺の前で久保田理恵(志田未来)は泣き崩れていました。

その棺の箱は小さく、4歳の女の子が先天性疾患で亡くなったものでした。

葬儀場では、幼い子供が走り回っている姿が、美空には見えました。

どうやらこの子比奈ちゃんは、自分が亡くなったことが解っていないようでした。

長い間闘病生活で走れなかった分、うっぷんをはらすかなように走り回っていました。

お通夜で、美空は比奈ちゃんに、「比奈ちゃんはここにはいられない。お母さんとはいっしょにいけないよ。」とさりげなく伝えますが、比奈ちゃんは「ママといっしょがいい」と拒絶されます。

失敗したと肩を落とす美空に漆原が、まだ告別式があると元気づけます。

その日、自宅に帰り、美空は姉の夢を見ます。

そこには姉は「あした、妹が生まれるの」と美空が生まれることを楽しみにはしゃいでいる姿を感じて、美空は自分の背中を押してくれていると思いました。

次の日告別式で、比奈ちゃんは背格好も姉に似ていることから、美空は漆原に「比奈ちゃんはきっと姉が連れてってくれます」と伝えます。

漆原は比奈ちゃんに「お母さんとは少しのお別れだ、怖いことは何もないよ」と問いかけます。

しかし比奈ちゃんは「でも、こわい」と胸が張り裂けそうな不安でいっぱいの表情でした。

その時、泣きじゃくる比奈ちゃんにそっとやさしく包み込む光が現れました。

美空のお姉さんでした。お姉さんは嗚咽している比奈ちゃんを抱きしめ、比奈ちゃんはしゃくりあげながらもお姉さんにしがみつき、旅立っていきました。

母親の方は、まだ現実が受け入れられなく、棺の前で泣き崩れていました。

漆原はぬいぐるみを取り出し、喪主、久保田宏之(渡辺圭祐)から妻、理江(志田未来)へのメッセージを紹介します。

「ママ、ヒナのブルちゃんをあげるから泣かないで、ブルちゃんがずっとそばにいるからさびしくないよ」と。

これは宏之が、比奈ちゃんからお母さんへのプレゼントとしてもっててほしい、泣いているお母さんに泣き止んでほしくてプレゼントした品だからそれを伝えてほしい、と漆原に相談されたということでした。

理江は宏之のやさしさに、たまらずしがみついて泣いていましたが、比奈ちゃんの想いがつまったぬいぐるみを抱きかかえて、葬儀場を後にしました。

長野家の葬儀

喪主が息子の長野翔一(西垣匠)年齢21歳であり、お母さんの長野桂子(野波麻帆)の葬儀になりました。

実は長野家は去年も祖父の葬儀を執り行っております。

その時の喪主が、今回亡くなられた長野桂子でした。

桂子は祖父の生前から介護をしていて、翔一はそんな母親とともに苦労をしていました。

桂子は離婚していて、翔一は何もせずに逃げて行った父親、長野正史(原田泰造)に対しては恨みをもっています。

葬儀の打ち合わせの際、翔一とその妹の長野玲奈(久保史緒里)が参加しましたが、玲奈はお父さんを葬式に呼ぶことを提案します。

しかし、翔一は烈火のごとく拒絶します。そこで激しく兄弟げんかが始まってしましました。

そこで漆原は、お母さんにとって翔一と玲奈が生きる希望でだったため、祖父の介護をやれたこと、そしてお母さんを安心して旅立たせてほしいと語りかけ、少し翔一の気分も柔らぎます。

そこでこの時、参列によばれていない中年の男が会場に入ってきました。

それが父親の長野正史でした。

翔一は正史を誰も呼んでいないと激しく拒絶しましたが、玲奈が自分が呼んだことを告白します。

そして、玲奈は、父が友人の借金の肩代わりになり、莫大な借金を抱え、自己破産するしかなかった。正史はこのままだと家族に迷惑がかかると考え、離婚に踏み切った、そして生前、桂子は正史に会いたがっていたことを翔一に伝えます。

翔一は、父親も苦労していたことを知り、参列を許します。

今回の物語はこの3家族です。しかし、原作ではほかにもまだまだ続いていますので、興味がある方は一度読まれることをお勧めします。

映画館で見るべき理由は?

何といっても監督が三木孝浩だからです。

彼は「今夜、世界からこの恋が消えても」や「知らない彼女」、「ばくは明日、昨日のきみとデートする」などを手掛けていて、恋愛など、人間同士の心の揺れ動きの表現や間の取り方がとても上手い監督です。

小説や漫画を見て内容を知っている人でも、おそらく新鮮な感覚で観ることができると思いますので、是非映画館で観ることをお勧めします。

そして、キャストも原作ととてもマッチした配役ですので、映画はとても期待できると思います。

今回は以上です。ではまた

 

 

 

 

 

 

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