この映画は、道枝駿佑主演、監督が三木孝浩ということで、公表だった「今夜、世界からこの恋が消えても」以来、二度目のタッグを組むことになりましたので、とても期待の高い作品だと思います。
ヒロインは生見愛瑠ということですが、歌も上手くなくてはならないし(替え玉をするかもしれませんが)、演技も遠坂綾音という他人を寄せ付けないけれども、殻をやぶるととても甘えん坊という難しい役柄をどうこなすか見ものですね。
さて、ここではヒロインの遠坂綾音の病名について検証したいと思います。
遠坂綾音の病名とは
まず、綾音が生まれながらに患っている病気は、「発達性ディスレクシア」でした。
一般の人ではそれ何?という感じで聞いたことがない人がほとんどではないでしょうか?
これは文字を文字と捉えることができない病気で、文章が読めません。
実は小学校では7~8%の割合で発生すると言われているようです。
つまりクラスで1~2名ほどいるということなので、そんなに珍しいともいえない病気のようです。
しかも、おもしろいことに知能は全く遅れはみられないということで、普通に進級や進学も可能だそうです。
そして最後に綾音が患った生死にかかわる病気は、免疫系と言っていましたが、詳しい病名はでてきませんでした。
免疫系での疾患といってもいろいろありますが、今回考えられるのが、綾音が若いことを考えるとまず、全身性エリテマトーテスといって、各臓器に炎症を引き起こす病気が考えられます。
また、他には膠原病や血管炎、自己不全心筋症などいろいろありますが、このあたりなのかなと思います。
それでは物語の紹介をしたいと思います。
物語の紹介(ネタバレ)
以下では、この映画の紹介をしていきたいと思います。
高校時代と社会人時代の2つのパートに分けて進めていきます。
高校時代
高校時代は主に出会いから、恋に落ちそしてそれぞれの道を歩むところまでの話になります。
二人ので出会い
水島春人(道枝駿佑)は、一般の学校に通う高校生です。
性格はおとなしくて控えめで、詩をを書くことが好きでした。
家族は父母は事故で亡くしていて、祖父母と暮らしています。
高校卒業したら、公務員になるのが夢のようです。
遠坂綾音(生見愛瑠)は同じく同級生で、いつも一人でいたいタイプです。
誰かに声をかけられても「構わないで!」と突き放し、人と接するのが嫌いなため、同級生には鉄の女と言われています。
そんな二人の出会いは、高校2年の時、春人が職員室で自作の詩を、コンクールに応募したやりとりを綾音に聞かれたことでした。
春人にとっては、同級生にも内緒にしていたため、綾音にちょっとした弱みをにぎられた感覚です。
綾音は自分の作った曲に、歌詞を作ってほしいと春人に依頼します。
春人は最初は躊躇し悩んでいましたが、ひょんなことから、綾音が発達性ディスレクシアを患っていることがわかり、協力することになります。
それからしばらく二人は、誰も使っていない部室で音楽の制作活動をいたします。
このころから少しづつ二人の距離は近づきはじめます。
綾音の曲つくりの目的は、叔父が経営しているバーでオリジナル曲を演奏をするためでした。
二人の制作活動は続きますが、時には曲の方向性に食い違いがあったりして、すべてがうまく事が運ぶというわけではありませんでした。
そこで二人は、バーでの演奏の前に、予行練習で路上ライブを行うことで、どの歌詞がいいか、お客さんに決めてもらおうとしました。
そして予定通り駅前で路上ライブを行いましたが、予想以上の反響で、周囲は人だかりになり、警察まで出てきてしまいます。
春人は綾音の手を取り、警察から逃げ切りました。
そんなこんなで、初めてのオリジナル曲「君と見つけた歌」が完成しました。
綾音と春人は練習を重ね、叔父のバーで披露したところ大盛況でした。
時は過ぎ、秋になったころ、路上ライブでの動画が、ネットで拡散されていました。
二人の仲が噂になりましたが、春人は否定します。
そして少しやんちゃなグループが文化祭に為に、綾音をバンドメンバーに誘います。
綾音は冷たくあしらいますが、メンバーは、綾音と仲がいいと思われた春人にも彼女を誘うように声掛けします。
春人も断りましたが、そのことに不快感を示しているグループは、しつこく春人を口説きますが、先生が入ってきてその場を収めました。
しかしそのことが原因で、春人もクラスでは孤立していきました。
もともと綾音も一人でいるタイプだったので、二人の仲も更に少しづつ距離を縮めつつありました。
クリスマスイブのライブ
そんなある日、綾音にバーでライブをしたときに、音楽関係者も見に来ていて、今度催す大規模なライブでソロで歌ってほしいという依頼がありました。
綾音は不安がりますが、春人も手伝うという理由で、出演することを決めました。
当日はクリスマスイブということで、二人は互いを意識し始めます。
ここで綾音は試練が訪れます。
学校の期末テストが始まることです。
問題は、赤点を取ると補修を受けなければならず、それがクリスマスイブに重なることです。
「発達性ディスレクシア」を患っている綾音にとっては、全教科赤点をとらないことは、かなりハードルが高いことでした。
しかし、そこで春人は協力します。
春人が教科書を全部読み上げ、それを綾音がスマホで録音して覚えるということでした。
努力をした結果、古典だけ1点およばず、赤点になってしましました。
春人が励ましますが、綾音は感情的になり机をたたいて帰ると言って、教室を出てしまいました。
春人は綾音の答案用紙を見返すと、採点ミスがあったことがわかり、出て行った綾音を捕まえて、先生の所へ行き、訂正して合格しました。
綾音は大変喜んで、感情的になったことを春人に謝ります。
こうしてお互いの関係がまた一歩深まりました。
クリスマスイブ当日、ライブ会場へ行く前に、春人はプレゼントを購入するため、町へ繰り出します。
漠然と綾音のために買おうと思っていましたが、そこで偶然綾音と鉢会います。
綾音は叔父のためといって、また春人も祖母のためといってお互いにハンカチを購入します。
そしてその後、二人でライブ会場に向かいました。
そしてライブは成功に収まります。
そして帰りには、お互いに買ったプレゼントは、お互いに買ったものであることをうち開け、交換しました。
この時からお互いを好きになり始めているとわかった時でした。
それぞれの進路
3学期に入り、お互いの進路について本気で考え始めます。
春人は公務員試験をうける準備、綾音は春人や先生の後押しもあり、歌手を目指して、音楽学校のオープンキャンパスへ向かいました。
そこでまた例のやんちゃな文化祭のバンドメンバーの連中に会ってしまい、綾音が文章が読めないことが解り揶揄われます。
綾音は自信をなくし、春人の期待が重いと言い残し、その場で別れて帰ってしまいます。
4月になり、二人は3年に進級しましたが、綾音は文字が読めないことや、歌手になろうとしたことが学校中にばれてしまい、生徒たちが今まで以上に執拗に揶揄ってきます。
それを見かねた春人は、オープンキャンパス以降、気まずい関係でしたが、綾音に話しかけます。
歌手など将来のことを考えてほしい春人と、春人といる今の関係を大事にしたい綾音の間で、気持ちがすれ違います。
しかし春人は自分と一緒にいる時間を「そんなことで」と片付けてしまい、綾音はそれに対して怒ったことで、二人がそれから話しかけることが無くなりました。
しばらくして体育祭の季節が始まり、綾音は雑用係を押し付けられ、春人も便乗しました。
春人が話しかけても、相変わらず冷たい態度をとっていましたが、綾音が足に捻挫をしてることに気づきます。
春人は気遣っているといると、綾音は明日に三次会のオーディションがあり、捻挫が不安なことを打ち明けます。
けんかはしていましたが、綾音は春人の言葉通り、歌手になるためのオーディションを受けることを決めていました。
オーディションの朝、綾音から春人に電話がかかってきます。
楽譜を自宅に忘れてたとのことでした。
春人はバーまで取りに行き、そして東京まで新幹線で向かいました。
東京駅で綾音に楽譜を渡すことができ、無事オーディションを受けることができました。
そして綾音は無事三次審査を通過し、二人の関係も修復しました。
季節は夏になり、綾音の希望で二人は海辺の花火をしに行きました。
そこで綾音は春人に最終審査が通ったとを報告し、迷いながらも東京に行くことを決心します。
そして春人もそれを応援します。
そして二人は初めてここでキスをしました。
そして4月になり、二人は離れ離れになりました。
社会人時代
社会人時代では、再開から綾音の病気そして別れまでを紹介します。
運命の出会い
そして綾音と別れてから3年の月日が経ちました。
その間に、祖父と祖母も亡くなっています。
綾音はこの名前ですでにデビューしていて、スターになっています。
そんな折、知人から綾音のコンサートチケットを受け取ります。
春人は躊躇いながらもライブに行きます。
ライブでは綾音が最後の曲として「春の人」を歌います。
それを聞いた春人は、会場を出ようとしましたが、綾音から電話がかかってきます。
綾音はステージから春人を見つけたようでした。
それで3年半ぶりに二人は再開し、熱く抱擁したのでした。
それから二人は時々連絡を取り合い、デートを重ねることになりました。
綾音の異変
二人は会うようになっていましたが、デートの最中に、綾音が体調の悪いのを訴えます。
春人は妊娠ではないかと思い、綾音は確かめにマネージャーと産婦人科に行きます。
春人は結果を聞きますが、綾音は今度、実家に帰ってから話したいと回答を避けます。
そして二人が出会った部室で綾音は俯きながら告白します。
「妊娠してた、でも私は1年半で死んじゃうの・・・」と
最後の時
そのあとは、春人はなぜ自分じゃないんだと葛藤します。
しかし、綾音は自分で良かったんだよと逆に春人を慰めます。
そして綾音は死ぬ前にパケットリストを作成し、それを実行しようとします。
・春人との子供を産む
春人は綾音に負担がかかるなら産むのをやめようといいますが、綾音は産むことを決心します。
・引退ライブをして、ファンにおれいを言う
・あの曲をかんせいさせてライブでうたう
綾音は三週間後に引退ライブを行います。
そしてファンに余命が3年半だと告白します。
その時、春人が完成させた作詞で歌を歌いました、
・春人と最後の日まで一緒にいる
・けっこん式をあげたい
綾音は地元で春人と結婚式を挙げます。
そして入籍し、一緒に住みます。
・フィンランドに春人と行く
お気に入りのキャラクター発祥の地でしたが、体調がよくない方になり、行くことは叶いませんでした。
・星空を春人と見に行く
二人が暮らす街には、山でのスポットがあり、そこで夜景を見ることができました。
・春人にできるだけめいわくをかけない
しかし、綾音の状態は良くなったり、悪くなったりで、いい時は精神的に不安定になり「生きたい、生きたい、子供を抱きしめたい」と必死に病気と闘い続けます。
・子供の名前をつける
子供は女の子だということがわかり、二人で考えて名前をつけました
・うまれてくれて、ありがとうを言う
陣痛がおこり、安産ではありませんでしたが、元気な赤ちゃんを産むことができました。
綾音は「生まれてくれてありがとう」と涙ながらに抱きしめました。
時は流れ、出産後1年が過ぎ、家族で海に行きました。
それが綾音の元気な最後の姿でした。
その後、娘は成長し歌手デビューいたします。
まとめ
最後は非常に残酷な結果になりましたが、娘が歌手になったということで、希望がある終わり方だったので良かったかなと思います。
綾音の病名は発達性ディスレクシアですが、有名どころではトムクルーズとか、スティーブンスピルバーグ、キアヌリーブスなどいますが、それをカバーする有り余る能力がありましたので、いずれも大きな成功を収めています。
こんなに有名な方たちが患っていたにもかかわらず、殆どの人たちは認識がないのも不思議なものですね。
長いことおつきあいしていただき、ありがとうございました。
今日はここまでです。 ではまた。


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