この物語は、17歳の男子高校生、早坂秋人(長瀬廉)が心臓に腫瘍ができて、余命宣告1年と告げられます。
絶望感に襲われたその少年が、病院の庭で絵を描いていた同じ年の女性、桜井春奈(出口夏希)に出合います。
春奈から自分は余命は半年ということを教えられ、秋人の考えが変えられます。
それから二人のせつないラブストーリーが始まります。
今日はそんな二人の病名と、そんな境遇も持った二人が実際に出会う確率はどてくらいあるのか解説していきます。
二人の病名の紹介
まず主人公の早坂秋人は映画の冒頭で心臓への主要と宣告されています。
実際に心臓に腫瘍ができる確率は非常に低く、10万人に1人の割合だそうです。
良性では手術で切除はできるようですが、悪性では余命半年から1年といわれているようで、映画でも肉腫と伝えられていましたので、悪性になりますから、余命は1年というのは妥当かと思います。
一方、春奈の方は、映画内では正確な病名は出てきません。
しかし春奈の話では、先天性の病気だということ、そしてこちらも10万人に1人の確立と言ってました。
いつも車いすに乗って移動しているので、筋肉に関係している病気と推定しますと、全身性エリテマトーテス(SLE)ではないかと思っています。
この病気は、免疫が自分を攻撃する自己免疫疾患で、皮膚や関節、腎臓など全身に炎症を起こす病気で、特に女性に多いとされています。
原因は不明ですが、最新の医療では予後がかなり改善されているようです。
二人の出会う確率は?
秋人が心臓の腫瘍で10万人に1人の割合であり、また春奈も10万人に一人の割合であるため、単純計算しますと、10万人×10万人=100億人になり、100億分の1になります。
これは世界の人口は約81億人なので、出会う可能性は、ほぼあり得ない奇跡中の奇跡な出来事です。
こんな奇跡の二人が出会ったラブストーリーになります。
奇跡の出会いから別れまで(ネタバレ含む)
病院で二人は出会いましたが、死ぬことに恐怖心をもっている秋人は、死ぬことが楽しみといっている春奈に興味を持ちます。
そしてそんな春奈に、秋人は生きる希望を見出そうとして、病院へお見舞いに通うことになります。
高校からずっと入院している春奈に、秋人は絵のモチーフとしてガーベラを持っていきます。
ガーベラの花言葉は希望です。
見舞いに通う秋人は、春奈の病室に、いつもだれもお見舞いにこないことに疑問を持ち、春奈の中学の同級生だった人に、春奈の仲の良かった人を探します。
それが秋人と同じクラスにいた三浦綾香(横田真悠)でした。
秋人は綾香にお見舞いに行くことを勧めましたが、綾香は強く拒絶します。
その後も秋人は春奈の病室に通い、ガーベラの花の持っていきます。
花言葉は「あなたに夢中」。
そんな二人は、春奈の病室から見える花火を一緒に見ようと約束します。
それが8月20日でした。
その秋人でしたが、友人と映画にでかけたところ、心臓の発作で倒れてしまいます。
秋人は病院で目が覚めましたが、1週間寝たきりだったことで驚きます。
日付は8月20日、花火の当日でしたが8月末まで入院が必要で、春奈の病室へは行けませんでした。
秋人は病室で花火を見ながら、連絡がなく不安がっていた春奈に電話をかけて謝ります。
春奈は秋人を責めず、春奈は「これが花火は最後かな」と寂しそうにいいましたが、秋人はクリスマスも正月も一緒にいようと励まします。
そのまま二人は互いの病室で、電話ごしに花火を最後まで見届けました。
秋人が入院しているとき、春奈のお母さん(病院の看護師)に見つかり、秋人は自分の病名と余命が1年のことを告白します。
秋人は、春奈のお母さんには、春奈に自分の病気のことは言わないように懇願します。
春奈から自分は生きる希望を見つけ、そして春奈には今を楽しみにしてほしという願いからでした。
退院した秋人は、綾香に春奈の余命が短いことを告げて、お見舞いに行くことを強要します。
綾香は春奈から「もう来ないで」と強く言われたことで、お見舞いにいくことを躊躇っていましたが、秋人から「負担になりたくなかったんだと思う」と問いかけ、二人は一緒に春奈の見舞いをしました。
病室に入って綾香は春奈に抱き着き、涙ながらお互いを慰めました。
その後、秋人と綾香は毎日、春奈の病室に行き、3人で青春を過ごしていました。
そんな折、秋人のお父さんから、心臓の権威の先生が見つかり、心臓の手術を勧めました。
しかし、入院が3か月に及ぶことがわかり、秋人は春奈の寿命を過ぎてしまうことがあり、その提案を断りました。
その後、綾香が秋人に文化祭で春奈を呼ぶことを提案します。
そして秋人と春奈は、文化祭に参加し、二人で楽しい時を過ごしました。
病院までの帰り道、秋人は、春奈がお父さんの事故で海に行けなかったことを知ると、行き先を海に変えて、海岸で二人で海を眺めながら、秋人は自分の病名を春奈に告発しようとします。
しかし、春奈は「今を大切にしたい」と、秋人の言葉を遮りました。
秋人は「何もできなくてごめん」と涙ながらに海を見つめていました。
その後、春奈の容態が悪くなってきました。
秋人が春奈の病室に行くと、春奈が絵を描いていましたが、秋人には見せてくれません。
逆に秋人に自分の絵を描いてほしいと懇願します。
秋人は絵を描き、春奈に渡したとき、春奈から病院の庭であった時は、実は死にたいと思っていたけど、今はもっと生きたいと思う。
秋人も頑張らないとだめだよとエールを送られます。
その言葉で秋人は手術を受けることを決心します。
その後、春奈は容態が急変、秋人は病院に向かうもまた心臓の発作で倒れてしまいます。
そして秋人は最後会えぬまま、春奈は息を引き取りました。
春奈の葬式後、春奈のお母さんから、病室で見せてもらえなかった絵を受け取ります。
そこには病室の風景と、三本のガーベラの絵が描かれていました。
花言葉は「愛しています」
その後、秋人は心臓の手術を受け、そして絵も頑張り、二科賞を受賞しました。
しかし、秋人は背骨に癌が転移し、また入院することになりました。
綾香が見舞いに来た時に、春奈の撮ったガーベラの写真がアップされて、その先に限定公開のブログを見つけたことを、秋人に言いました。
それにはロックがかかっており、パスワードを入力しますが、その言葉は3本のガーベラ「3gerberas」でした。
解除すると、そこには「余命1年の君が、余命半年の私と出会った話」と題されていました。
そこには自分の余命を知っていながら、自分の人生をすべて春奈に捧げていることへの感謝と、そのやさしさに応えるため、黙っていることを決めた経緯が書かれていました。
秋人は病室で嗚咽し、春奈がなくなって3年と半年後、秋人も生涯を閉じることになりました。
そしてお互いに同じ日に亡くなったことで、二人の関係が運命的だったことが感じられる最後でした。
おわり
すごく感動的な話になりましたが、しかし、現実的にみてみますと、出会う確率もかなり奇跡ですが、命日まで同じということになると、まさに天文学的な確立になります。
しかしながら、この物語を観ますと、お互いの余命を抱えながらの感情の変化や相手の思いやりなどが、とても解りやすく、感情を揺さぶられるいい映画だと思いました。
今後も参考になる映画がありましたら配信していきたいと思います。
ちなみにこの映画はNETFLIXで公開されています。
今日はここまでです。 ではまた。


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