監督が福田雄一ということで、中身がだいたい想像がつきましたが、予想以上に福田雄一ワールド全開ですね。
おもしろいかは別として、原作者にとってこういう作りで満足されたんですかね。
原作は見たことがないのですが、雲隠九郎(山崎賢人)がかなり気だるい感じなので、原作もそういうイメージなんでしょうけども、作品全体に気だるさが伝わってきました。
見て何かを得られる期待は難しいですが、何も考えずストレスなしで楽しむことがいいかと思われます。
殆どのセリフがアドリブ?
佐藤次郎、大野役のムロツヨシ、教師役の長谷川忍は、ほぼ全部アドリブだったのではないかと思っています。
まあ確かに、雲隠九郎が大野のビールを全部飲み干し、怒った大野が雲隠れと襖ごしに掛け合いをしているシーンは、おもしろくもありましたが、またえらく引っ張ったなあと思いました。
あの掛け合いは監督もお気に入りだったんでしょうね。
上記の3人がでているシーンは、まるで吉本新喜劇を見ているような感覚でした。
逆に、雲隠が野口彩花(浜辺美波)に鼻くそ付いてるぞと言って、野口が顔をばたばたしていたり、瑛太(坂口涼太郎)が山田美月(山本千尋)が鼻をおもいっきりほじっているところを見つけるシーンは大して面白いわけでもなく、なぜそのシーンが必要なのかは理解ができませんでした。
もしかしたら原作がそういうシーンがあったのかもしれませんが・・
ただこういうのが面白いという人には、いいのではないかと思います。
福田雄一監督のすごさとは?
福田監督が手掛けている映画の出演者は、よくインタビューで話を聞いていますと、監督に対しての評判がとてもいいことに気づきます。
何がいいかといいますと、現場はいつも明るい雰囲気のようですし、役者の皆さんはそろって、やりやすいと言っている印象があります。
監督の映画を見ていますと、役者をその役柄にストイックに入り込ませるというより、その役者の個性を引き出すことを念頭において、映画を製作しているように感じます。
監督は個性を引き出しやすい環境を作ることによって、役者の皆さんがのびのびと演技をすることができているのだな、ということが良くわかります。
だからこそ、役者の皆さんが思い切ってアドリブで演技することができるのも納得できます。
そう考えますと、とてもすばらしい監督ではないかなと思います。
あらすじ(ネタバレ)
司令部からくノ一の鈴木(白石麻衣)に外国の忍者狩りを排除せよと通達があります。
鈴木は歩道橋で、それらしい人物を見つけます。
それから歩道橋でバトルが始まりましたが、鈴木が追い詰められ万事休すのところで、雲隠九郎が現れ、外国の忍者狩りを簡単に倒します。
その後、雲隠が去っていったところで物語が始まります。
家で雲隠がくつろいでいると、上官の加藤が訪れ、透明になるパーカーを渡し、アンダーニンジャが講談高校に潜伏しているらしいので調査するよう命じられます。
雲隠は講談高校へ編入試験を受けにきましたが、そこで一緒に受けることになった野口(浜辺美波)に出合います。
雲隠は野口を自宅の屋根に招き入れ、学校の裏に陸軍学校時代の秘密の入り口があるとか、学校の主事が怖いなどの情報を聞き出します。
雲隠は学校へ登校し、同級から主事がどこにいるか聞き出します。
雲隠は主事がいるボイラー室に入ると、主事が剣で襲いかかってきます。
どうやら主事はもともと忍びだったようで、施設を守り、雲隠を敵だと思ったようでした。
主事は雲隠との闘いの最中に、トン(忍者20万人分の情報が入っている衛星)から攻撃され、あわや直撃でしたが、当たりませんでした。
その後、雲隠は加藤に会い、アンダーニンジャの目的はトンから20万人分の忍者の情報を手に入れることと知らされます。
それと同時にテレビのニュースで、衛星を積み忘れたロケットが発射されたことを知り、それにアンダーニンジャが乗っている可能性があることを、雲隠れは加藤に話します。
加藤は雲隠に蜂谷と鈴木と共に学校に向かわせ、アンダーニンジャを倒すように命じます。
一方、アンダーニンジャに襲われた猿田は、人を殺したいという欲求を買われ、仲間にされます。
そして、講談高校へ生徒を皆殺しにするため、潜入に向かわされます。
雲隠は学校の裏の山の中の入り口から地下へ侵入していきます。
そして中には山田美月(山本千尋)がいました。
彼女がアンダーニンジャだったのです。
そこで、雲隠と山田のバトルがはじまります。
一方学校では、透明になるパーカーを来た猿田が侵入し、生徒を次々襲っていきます。
そこでは猿田と加藤、鈴木、蜂谷との壮絶なバトルの末、加藤の剣が猿田の胸を貫き、ついに仕留めることができました。
また戻って、雲隠と山田のバトルでは、山田が異常に強く、雲隠もかなり押され気味です。
しかし、主事からもらった指輪で剣を手に入れ、それにより山田との戦いで相打ちにもっていきました。
お互いの剣で胸を貫いてしまいますが、山田は死ぬ前に本当の目的はここの爆破だと打ち明けます。
その瞬間、トンへ宇宙船に乗り込んだ何者かが、中に入り込み、講談高校へ攻撃をします。
レーザー光線は講談高校を貫き爆発します。
加藤、鈴木、蜂谷は脱出しましたが、腹を貫かれた雲隠は、野口と肩を組み脱出を試みました。
しかし崩れ落ちるがれきで、山口を助けるのが精いっぱいでした。
その後、雲隠九郎の安否は分かりませんでしたが、野口の家に九郎らしき人物が現れます。
野口は九郎君と呼びましたが、その人物は「いえ、自分は雲隠十郎だ」といいました。
ここで物語はおわりました。
結局、雲隠九郎の安否は分からずに、続編もあるかは曖昧な終わり方をしていました。
まとめ
全編至る所で、笑いがちりばめられて、原作より福田監督カラーを前面に打ち出された作品になっているようです。
この映画はあまり深く考えずに、リラックスして楽しむ感覚で観ることが楽しめる秘訣だと思います。
因みにこの映画はNetflixで配信されてます。
それでは楽しんで観てください
今日はここまでです。 ではまた。


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