山崎豊子原作の不毛地帯がNetflixで配信 ~主役を引きたてた名優は誰?~

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不毛地帯が12月10日からネットフリックスなどで配信開始されました。これは山崎豊子原作であり、沈まぬ太陽、華麗なる一族、白い巨塔と並んで有名ですね。

私が評価したいのは1976年に仲代達也さん主演したものではなく、2009年にフジテレビで放映された、唐沢寿明さん主演ドラマの方です。

不毛地帯あらすじ ネタバレ注意

簡単にあらすじを紹介しますと、主役の壱岐 正(唐沢寿明)が第二次世界大戦の大本営の参謀でしたが、ソ連兵に拘束され11年間シベリアで抑留されるところから始まります。

解放されて日本に戻ってから、防衛庁の誘いを断り、近畿商事の大門社長(原田芳雄さん)の熱心な誘いを受け、入社しました。

その後壱岐は、戦争ではなく会社員として、世界と戦っていくという物語です。最初は二次防で戦闘機の入札価格を巡って、東京商事の鮫島(遠藤憲一さん)と熾烈な攻防を繰り広げます。

そこで勝利を得てから、わずか入社7年で部長に昇進、その後中東戦争での動向にかかわる先物取引の争いや自動車産業の外資の提携、そしてイランでの石油開発をめぐり、五菱、五井、東京商事(鮫島)との激しい対決を通して、壱岐は一気に副社長の地位まで登り詰めます。

見どころ

なんといっても、見どころは壱岐を取り巻く人間模様であり、何か大きなプロジェクトを手掛けるたびに東京商事の鮫島と激しく対決しますし、社内でもその脅威的な昇進の早さをねたみ、里井副社長(岸辺一徳さん)から執拗に仕事の邪魔をされます。

また奥さん(和久井英美さん)がいますが、戦時中お世話になった秋津中将の娘役(小雪さん)との複雑な恋愛感情も見どころの一つです。

原作もとても長いので、ドラマも19話あります。監督は澤田鎌作さんです。

しかしこの方は正直なところあまり印象がないのですが、この不毛地帯はとても丁寧に作品を手掛けられていると感じました。

長いのですが退屈と感じたところはほとんどありませんし。難しい仕事の話ですが、女性や子供でも理解しやすくストーリーが組み立てられています。

主役を際立だせる脇役たち

ごらんになるとわかる通り、俳優陣はとても豪華です。

しかしこの中で一番インパクトがあった俳優は松重豊さんですね。

松重さんは今でこそ孤独のグルメ等、いろいろな役で出演されています。

それは誰でもご存じの通りですが、私は実はこのドラマで松重豊さんの存在を初めて知りました。

とても記憶に残る配役だったので、それからは松重さんの出演されている映画やドラマは気にして見るようにしています。

松重さんの役は、近畿商事の小出という社員役ですが、二次防の戦闘機の価格入札の時、壱岐を含めた会社の指示で、ライバルの東京商事の入札価格を防衛庁から盗み、有利に入札できるように画策しました。

しかし鮫島の陰謀によって警視庁に捜査されることになり、近畿商事は小出を一人でやったことにし、警視庁に突き出しました。

その時の小出(松重さん)の言葉、「うらやましいですよ。作戦だけたてて、あとは部下にやらせる壱岐さんが・・・」と、かつて壱岐が大本営の参謀であったことにかけて話をしていることばの重さと、一人で警視庁に連行されていくときに、振り向きざまに壱岐に不安な表情を浮かべたかと思いきや、にやっと笑いながら一瞥して連れていかれる姿は、自分だけとかげのしっぽ切りにした恨みはわすれません、と言いたげなとても印象に残るシーンでした。

その後も壱岐へ執拗に迫っていくのですが、その気持ち悪さが、より一層主役を際立たせているなと感じました。皆さんも機会があれば気にして見てほしいです。

松重豊さんの演技力の原点

松重さんの今のご活躍は私の勝手なイメージですが、この不毛地帯の出演から一気にブレイクされたのではないかと思っています。松重さんはかつて厳しさで有名な蜷川スタジオに所属されていたようで、最初はとても苦労されたように伺えます。

演技力はそこで培ったんだなということを推測できました。

このドラマはその他に唐沢寿明さんと遠藤憲一さんや岸部一徳さんとの絡みも必見です。いずれは単独で特集組んでみたいと思います。

まとめ

ドラマや映画もそうですが、主役に目が行くのは当然です。が、またそれを引きだたせるのが、主役の周りをかこむ俳優の方々の力量にかかっていると私は思っています。

今回の不毛地帯のドラマは、正にそれが当てはまったため、長くてもストーリーに集中できる良作のドラマに仕上がったではないかと思います。

今回は以上です。それではまた。

 

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