この映画は辻村深月の原作で2024年に映画化されています。
この映画を観たときは、女性の腹黒さ、あるいは計算高さがにじみ出ていて、よくその描写がうまくされているなと感心しました。
おそらく女性と男性がこの映画を観たときは感想が違うのではないかなと思います。
私も男性ではありますが、若くて独身の時に観ていれば、二人はお互い苦労したけれども最後いっしょになって良かったなと思ったかもしれません。
しかし、私もそれなりに恋愛は経験し、職場でも女性を扱ったりしましたので、女性というものの理解はある程度しているつもりです。
そういう立場で観た場合、どうしても最後二人が一緒になったところを見ると、架は大丈夫か?騙されてないか?と疑いの目で見てしまいます。
その根拠について話したいと思います。
美奈子の腹黒い計算とは?
まず、一番ひどいのが西澤架(藤ヶ谷太輔)の同僚の美奈子とその友人になります。
まず西澤に対して、坂庭真実(奈緒)との結婚は何パーセント?と聞いたのに対し、西澤が70パーセントと答えたとき、美奈子はそれは70点という意味だと言いましたが、これは完全に悪意がある言い方です。
西澤が70パーセントと言った意味は、まだ真実にとってまだ本気で結婚したいか解らない、100%と言った場合、真実にとって重荷になるかもしれないと遠慮したために出てきた数値かもしれません。
結婚前は男女とも特にナイーブな時期でもあり、70パーセントと出た言葉が、そのまま愛情が70点しかないという理論にすり替えるのは、美奈子が架に対して恨みがあるか、あるいは結婚が悔しくてしかたないのかと思えてしまいます。
極めつけは結婚が決まり、真実の送別会があった後、美奈子に会い飲んだ時の会話です。
美奈子は真実にストーカー行為が嘘だと見抜いたあと、架にとって真実は70点なんだってと言ってしまいます。
こんなことを言えば、誤解を招きますし、傷つくのは当然です。
このナイーブな時期に、いくら酔っていたからといって言って許せるものではありません。
案の定、それを聞いた真実はショックから架から離れて、行方を眩ませてしまいます。
物語の最後は二人が一緒になって結果的には良かったのですが、将来この二人は結婚してもこういう女性たちとは絶対に付き合わない方がいいです。
どうしても接する機会が多いならば、できるだけ一線を引いて、極力付き合いは控える努力をした方が二人の幸せのためです。
真実(まみ)は良心の笠をかぶった放漫という悪魔
真実に対しても、物語ではなんとなく可哀そうなように描かれていますが、本当はとても厄介な人だと思われます。
たしかに美奈子から70点だと聞かされてショックは受けますが、架のことが本当に好きならばそれを確かめるのが普通です。
しかし、真美がとった行動は、架から何も言わず立ち去ってしまい、行方も分からなくなってしまいました。
こういう行動から、真美はこの時点では架のことを真剣に好きではなかったのかと疑います。
真美はお見合いをして、そこで出会った人がイケメンで社長と結婚できることで少し酔いしれていたということでしょうか。
真美は美奈子の入れ知恵で心を痛めて夢から覚め、急に怖くなって逃げだしたと推測するのが自然な解釈だと思います。
真美は最後、駅で架と解りあい一緒になることを決めます。
しかしそれも町おこしで地ビールを作るのに、たまたまビール会社の架に頼まれ、その街で真美と架が再会したことで、真美がまた運命の出会いみたいに舞い上がったのかなと思います。
そして、真実がその町の独特の風力発電の風車をインスタであげていることも、架に出合うためにあざとい計算だったのかなとも勘ぐってしまいます。
真美と架が将来幸せに暮らすことを願いますが、何かあったらその都度出てかれては、架もたまらないなと二人の将来を案じてしまいます。
独身男性が女性に騙されないためには?
独身男性の多くは好きになってしまうと、その女性のことを信じてしまう傾向があるんですよね。
この物語でもそうなんですが、架は真実にたいして解ってやれなくてごめんと謝ってばかりいます。
ただ冷静に考えると、連絡もよこさず勝手に出て行って消息まで絶ったのはのは真美のほうで、架が悪いことなど無いと思います。
まるで架が悪いかのような流れにしたことも、真実のしたたかぶりが伺えます。
しかし実際にはそういう位置関係のカップルも多いのではないでしょうか。
女性は力が無いぶん、言葉で身を守る術が長けている人が多いものです。
女性の言葉は一概には信じず、その場で相槌をうちながらその言葉の真意を考えることですね。
そうすればどういう意図で言ったのかが見えてくるはずです。
しかしそれができるようになるまでは、やはりある程度の人生経験が必要だと思いますが、若い人では、そのあたりはなかなか解りにくいでしょうね。
まとめ
この話は真実と架という結婚間近の二人のカップルが、突然、真実が架から消えてしまうところから始まります。
架は誘拐かと思っていましたが、真実の意思で去ったことがわかります。
真実を追い求めていくと、架が知らなかった真実の苦しみを理解できるようになります。
そしてある街で二人は再会し、最後解りあってハッピーエンドになりましたが、どうしも女性のあざとさがリアルに垣間見える作品になっています。
みなさまの感想はいかがでしでしょうか。
今日はここまでです。それではまた。

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