中島哲也監督、”時には懺悔を”が公開延期! 懺悔、そして今後の作品への期待

サスペンス

中島哲也監督といえば、湊かなえさんの「告白」やホラー作家の澤村伊智さんの「来る」が代表作と思っています。

中島監督の作品といえば?

私が中島監督の代表作が「告白」や「来る」と言った理由は、なんといっても映像効果による独特な世界観です。

あらすじと中島監督の独特の映像効果

「告白」は作家、湊かなえさんの代表作です。女性教師(松たか子さん)がクラスメートに、自分の娘はこのクラスの生徒に殺されたと、衝撃な告白をするところから始まります。

警察はプールで事故死と断定したのですが、女性教師は二人の男性生徒が関与したことをクラスメイトに発表してしまいます。しかし女性教師は、このまま警察に突き出しても、高校生は少年法で罰せられないことを知り、違う形で二人に復讐しようと企てます。

湊かなえさんらしい、どろどろとした人間模様を鋭く描いた作品です。

中島監督のすごいところは、映画の中で、ショックな内容を聞いた生徒たちが、下校するときにその緊張感から解放された様子を、映像と音楽だけで表現するんですね。

で説明なくても理解できて、そしてそのまま物語に引き込まれていくような感覚に陥ります。

映画の場面ごとの区切りでは、このような視覚的な映像技術をふんだんに使用しています。

これが「告白」と「来る」の魅力ではあります。

しかし「渇き。」やほかの作品は少し見て止めたか、または見ていないので当てはまらないかもしれません。

そして、中島監督の作品は、構成にもかなり長い年月をかけて手掛けていて、無駄がなく話がスムーズに頭に入ってきやすいという印象があります。

今回の「時には懺悔を」も構成に15年かけたといわれていますので、公開を延期することに対しては、監督やスタッフも苦渋な決断だったと推測できます。

中島監督作品で輝いた俳優とは

やはり圧倒的に演技力があると思ったのが、「告白」の女性教師役の松たか子さんですね。

べただと思われるかもしれませんが、松たか子さんは今までいろんなドラマや映画にも出演されていますが、以前は正直、親の力で出れたのかなと思ったこともありました。

しかし、この「告白」では完全にイメージが覆りました。

子供を殺された復讐を、冷静を装いながら追い込んでいく様は、とても見ごたえがあります。

特に犯人の同級生(橋本愛さん)が、「修也はお母さんに会いたいだけなの」とつい弱点を女性教師(松たか子さん)に言ってしまうのですが、そのまま喫茶店を出て、女性教師が道端で座り込んで大号泣したあとに、すくっと立って「ばっかみたい」とつぶやいたその冷めた表情は、娘を殺された悲しみと、犯人の男はただのマザコンなのかと落胆ともとれる、複雑な感情を醸し出している姿は、見るものをくぎづけにします。

また犯人を追い詰めて最後に言い放つ言葉や表情も、ゾクッと背筋が凍る思いがしますので、是非一度は見ていただきたい映画です。

そのような好演により、松たか子さんは次作の「来る」でも重要な配役として抜擢されています。ちなみに「渇き。」で主演だった小松菜奈さんも、キャバ嬢として好演されていました。

「来る」では冒頭にお伝えした中島監督の映像技術がふんだんに使われていますので、一度も見たことがない方は必見です。。

傷つけた人への懺悔を!そして後世にも素晴らしい作品を残してください。

今回「時には懺悔を」が延期になった理由は、報道された内容についてある程度認識しています。詳しい事情まではわかりませんが、傷ついた方がいらっしゃるなら、延期することだけにとどまらず、その方が立ち直るまで、あるいは生涯かけて償いをしていく覚悟が必要だと思います。

将来ある俳優さんが潰れてしまうのはとても悲しいことです。

中島監督も重い十字架を背負うことになりますが、それでも後世へ素晴らしい作品を世に送る責任があります。

更に、今年公開された「8番出口」の映像も中島監督っぽいような気がしていましたが、やはり監督の川村元気さんも中島監督の影響を受けていると言っていました。

このように、後進にも多大な影響を与えていらっしゃいます。中島監督には今後も映画界の発展に貢献していただけるよう期待しております。

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