「禍禍女」は恋か狂気か?ゆりやんが描く執着の正体とは?

ホラー

「禍禍女」はゆりやんレトリバァ監督の初作品です。

映画館で観ましたが、最初の展開では正直大丈夫かなと思いましたが、途中から引き込まれる展開になり、最後はこうなるんだとちょっとびっくりでした。

ゆりやんの監督としての力量は?

初監督としてはとても秀逸な作品だと思いました。

面白いと思った部分は、これはホラー映画ではあるんですが、ヒトコワの要素も組み込まれており、これがうまく絡み合っているので、観ていてとても新鮮だと思いました。

さらに死んだと思っていた禍禍女は実は生きていたり、レストランの従業員が腹いせで禍禍女を生み出していたという展開に「えっ」となりましたし、どんでん返しもありでとても構成が上手だなとも思いました。

ただ出足は、大石大介役に鈴木福が演じていましたが、トイレで禍禍女に襲われ、おしっこが止まらなくなり、おしっこを友人に引っ掛けながら死んでしまう場面では、福君もいったい何やらされているんだと今後の展開が心配でした。

この作品を他の人に勧めたいかと言えば、人によるとしか言えませんが、勧めるならば、ゆりあんの初監督作品として興味がある人は見た方がいいと思います。

ただあまり期待しすぎない方がいいとも思います。

単純に見ておもしろいとおもいましたが、人生変わるほどではないので・・

幽霊の女、狂気の女、ゆりやんの執着はどちら?

ゆりやんが実体験から構想を練ったと言っていましたが、幽霊の女の方か、あるいは狂気の女の方か、あるいは両方なのか考えてしまいます。

幽霊の禍禍女は吉田百合花(水島麻里奈)で、容姿はかなり太めで、髪はぼさぼさ、歯はがたがたな幽霊でありながら、自分が好きになった相手に対して、想いを受けられなければ、目を繰り抜いて殺してしまうという恐ろしい幽霊です。

もう一人は上原早苗(南沙良)で、増村宏のこと好きなんですが、最初は心配で遠くからみている普通の女性に見えましたが、実はとんでもないストーカーで、自宅では宏の銅像を作ったり、絵を描いて、悪戯している姿はまるで狂気じみていました。

百合花は高校時代、ひどい失恋をし、屋上から飛び降り自殺いたします。

その後、百合花は亡霊となり自分の好みの男性を襲います。

吉田百合花が呪うのは、大石俊介、増村宏、安田明人や陽介という子供まで狙います。

百合花から好きと言われて、俊介や宏、明人は拒絶し、俊介や宏は目を繰りぬかれ殺されます。

また明人は廃人になってしまいます。

ただ、陽介だけは一緒に遊ぼうと百合花を肯定してくれたので、殺しませんでした。

一番可哀そうなのは宏で、上原早苗から追いかけられながら、百合花に呪い殺されます。

早苗は真相を突き止めに百合花の自宅に訪問しますが、そこではなんと百合花は生きていて、社会人として生活をしておりました。

早苗が詳細を聞くと、百合花は本当に飛び降りて自殺を図りましたが、死ぬことができなかったということです。

そこで百合花は、森の中で、呪いをかけることができるという言い伝えの木に、自分を振った男の名を紙で書いて斧で打ち付けたところ、呪い殺すことができました。

しかしその場面を偶然見ていたのが、高校で増村宏らにいじめられていた犬山宗助(前原瑞樹)でした。

犬山は宏に対してはもちろんですが、自分の働いている料理店の中で、幸せにしている客に対して嫉妬していました。

犬山は呪いの木で、恨みがある人間を紙に書いて斧で打ち付け、百合花の亡霊を呼び起こし、呪い殺していったのでした。

宏は犬山を直接いじめていたので、当然呪いの対象でしたが、他の大石俊介、安田明人、あと子供の陽介は犬山に対しての面識はありません。

しかし、犬山の店にたまたま客として、俊介や明人ならびに、家族で食事に来ていた陽介家族に対しても、それぞれがとても幸せそうに見えたため、呪いの木で百合花の亡霊を呼び覚まし、呪い殺すという誠に身勝手な行動をしました。

最後は早苗が、呪いの木に百合花の亡霊を吹き飛ばそうとした爆弾を投げつけ、犬山と共に吹っ飛んで、犬山は死んでしまいます。

まとめ

これで物語は終わりになります。

最後は全く面識がない者の犯行だったということですが、この映画を通じて、人はどこで恨みをかわれているか分からないから、行動には注意しましょうと言っているような気がしました。

そう思うととても深い映画だと思いますが、皆様はどう思われますでしょうか?

今日はここまでです。  それではまた。

 

 

 

 

 

 

 

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