「ナイトフラワー」最後の銃声の解釈と多摩恵への三つの質問の検証

ヒューマンドラマ

この映画はかなり伏線をはった終わり方をしましたね。

ナイトフラワーが昼に咲いている時点で、これは現実ではないと推測しました。

最後の銃声で一体何が起こったのか検証したいと思います。

最後の銃声の意味

多摩恵がジムで大男のやくざにダンベルで殺されそうになった時、やくざの親玉サトウがやってきて多摩恵に三つの質問をします。

回答によっては助けてやってもいいと言われましたが、そのままどんな質問をしたかわからず、画面が切り替わり、やくざたちがジムから出てきて、サトウが子分に向かって、「おまえ母ちゃんいるか?」と聞いていました。

多摩恵がどうなったかは分かりませんでした。

その後、長島夏希(北川景子)のアパート前の公園で、夏樹の売った薬物がきっかけで、娘を失った星崎みゆきが現れ、娘の小春に出くわしてました。

星崎が拳銃を取り出したところで、画面が変わり、今度は夏樹がいる室内で、息子の小太郎と引っ越しの準備をしようとしていました。

夏希と小太郎は、楽園の話をしています。

小太郎は「楽園にはギョウザがある?」と聞くと、夏希は「楽園にはなんでもあるで」と答えます。

今までは海へ行くという具体的なものでしたが、この場面では全く現実味がない言葉になっています。

そんな時に外から銃声が聞こえます。

そのあと、部屋のチャイムが鳴り、小太郎が「おねいちゃんだ」と言いながらドアに近づきます。

夏希は止めようとしましたが、小太郎はドアを開けてしまいます。

星崎が入ってくるかと思いきや、娘の小春が多摩恵を連れて楽しそうに入ってきます。

夏希が「どうしたの?」と聞くと、多摩恵は「急にみんなの顔が見たくなって」と毎日いっしょにいるのに今さらながらの返事をしています。

これも本当に現実味のない言葉です。

そして4人で幸せそうに抱きしめ合います。

最後にナイトフラワーは昼なのに立派に咲いている画面が映ります。

ここで物語は終わりますが、どう見てもこのやりとりからは、みんなは死んでいたと思う方が自然ではないでしょうか。

あの銃声はやはり、小春を撃ったものと考えられます。

星崎は、自分の娘は薬物で殺されたのに、夏希は幸せな家族を持っているということに対して恨み、あの場面で小春を殺してしまったと思われます。

そして、夏希と小太郎は、おそらく幼稚園から帰ってくるときにでも、星崎に背後から撃たれ、

自分たちが死んだこともわからず、思念だけが部屋に残っていたのではないかと思います。

そしてその部屋で、死んだ小春と多摩恵の思念も合流して、4人で幸せそうに抱きしめ合ったということではないかと推測します。

多摩恵への三つの質問とは

多摩恵がジムで倒され殺されかかったとき、親玉から3つの質問をする、場合によっては助けてもいいと言っていました。

そしてやくざの親玉サトウは「あのかあちゃんは・・」といったところで画面が切り替わりました。

自分なりに勝手に推測すると

あのかあちゃんは、本当に星崎さくらに薬物を売ったのか?

お前たちは俺から逃げようとしてるんじゃないだろうな

あの子供たちを生かしてやるかわりに、夏希か多摩恵のどちらが死ぬ?

というような内容ではないかと思っています。

レビューによっては「あのかあちゃんは本気で子供を愛してるのか」と言われているものもありますが、今さら夏希の子供への愛が本物か聞くのも不自然だと思っています。

なぜなら、夏希が薬物を売買することを、サトウに懇願したときは、その理由が家族の生活のためということはサトウ自身もとっくに理解しているので、今さら本気で子供を愛しているかを聞くのはおかしいと思っています。

そして返答によっては生かしてやると言われているので、多摩恵はこれからもこの商売を続けると言えば、生き残れたかもしれないということだと思いました。

しかし、多摩恵は夏希の家族と海が見えるところへ行こう、つまり足を洗って、この世界を抜けようとしたため、殺されたのではないかと推測します。

それでは詳しくこの物語を紹介します。

ナイトフラワー(ネタバレ)

長島夏希(北川景子)は小春と小太郎の二人の子供をもつシングルマザーです。

父親は借金を作り蒸発したため、非常に貧しい生活を送っています。

スナックで、客からナイトフラワーをもらったママから、いらないからと夏希に譲りわたしました。

そんなある日、同じようにスナックからの帰り道、違法薬物を売買している男が路上で襲われたのを見かけました。

男は胸ポケットから違法薬物が散乱していたので、夏希はそれを盗み持ち帰りました。

夏希はその薬物を道端の通行人に売り、生活費を稼ぎます。

しかし、すぐそこを縄張りとしている同業者組織に目を付けられ、脅されて薬を取られます。

そこで通りかかって助けたのが、多摩恵(森田望智)でした。

多摩恵は格闘家であり、不遇な境遇の夏希を見て、守ることを決意しました。

多摩恵は夏希のお金が欲しい事情を理解し、幼馴染の池田海(佐久間大介)に相談し、知り合いのサトウという密売人を紹介してもらいます。

夏希と多摩恵は、サトウに懇願し、違法薬物の売買をするようになりました。

一袋で一万円という金額で取引を繰り返しました。

夏希は少しお金に余裕ができ、夕食はいいものを買えるようになりました。

また、音楽の才能のある小春にはバイオリンもプレゼントしました。

しかしある日、小春はいじめっこにバイオリンを壊され、また息子の小太郎は幼稚園で乱暴して、同級の園児の目の怪我をさせて、後遺症が残る可能性があるとのことでで損害賠償を請求されることになりました。

夏希は更にお金を稼ぎたいとサトウにお願いしにいきますが、さすがに危ないと多摩恵と海に引き留められますが、夏希の決心は固く、今までの5倍の取引をしたいと申し出ました。

あまりの熱意にサトウは了承しました。

夏希は以前にもまして精力的に売買するようになりました。

そして、総合病院の院長の娘の星崎さくらは家出をし、夏希から何回も違法薬物を買っていました。

さくらは路上で、警察官に呼び止められ、その場を逃げます。

そして道路に飛び出し、車で跳ねられ即死します。

さくらは違法薬物を持っていたということで、警察は二人の女性から購入したことを突き止め、更に捜査します。

そしてサトウたちも危機感を持ちます。

一方亡くなったさくらの母親の星崎みゆきは、探偵から娘に薬物を売りつけた人物が、長島夏希だと知り、家族の写真も撮られています。

そして300万円で拳銃も購入し殺害する決意を固めます。

多摩恵は格闘技の凄惨な試合で負けたことにより、格闘技から身を引く決意をし、夏希たち四人で海が見えるところへ引っ越し、新しい生活を始める計画をたてます。

しかし多摩恵がジムへ行ったとき、サトウ達が現れ、多摩恵を襲います。

そして夏希の自宅前では、星崎みゆきが小春に出くわし、銃を撃ちます。

その後がどうなったかは推測で上記にように述べてあります。

まとめ

冒頭でも述べましたが、この物語はかなり伏線が張られていて、しっかりとした結果はでていません。

結末は視聴者の想像に任されています。

よって、様々な考察がされていますが、自分の勝手な考察で恐縮ですが、やはり四人とも殺されていると考えた方が自然な流れだと見て取れました。

皆様はいかがでしょうか。

今日はここまでです。ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

  1. おながねこ より:

    もしかすると…
    オープニングに夏希がトイレで見ていた夢の内容が、映画のストーリーだった…

    というのはどうでしょう?

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